30代の転職3回目は不利?面接での伝え方を実体験で解説

3回の転職経験を採用面接で説明する30代男性 30代未経験転職

30代で転職回数が3回あると、「書類で落とされるのでは」「面接で飽きっぽいと思われそう」と不安になりますよね。

私は28歳・31歳・33歳で転職し、現在は4社目で働いています。職種も、損害保険の保険金査定、人事・研修、Web広告運用、事業会社のWebマーケティングと変わってきました。

先に結論です。
転職回数3回は選考で確認される材料になりますが、回数だけで不合格が決まるわけではありません。重要なのは、各転職の事実を隠さず、失敗からの学びと次の会社での貢献まで一つの流れで説明することです。

私が28歳・31歳・33歳で転職した経歴

損害保険、人事研修、広告運用、事業会社Webマーケティングの4職種をつないだキャリア
会社年齢・在籍仕事内容転職理由
1社目28歳で退職・6年半損害保険の保険金査定・支払転勤と、業界に閉じたスキルへの不安
2社目31歳で退職・2年SES企業の人事・研修身につけたい技術と会社方針のズレ
3社目33歳で退職・2年Web広告代理店の広告運用広告運用以外にもWebマーケティング領域を広げたい
4社目現在事業会社のWebマーケティング広告運用、制作、SNS、LINEへ担当領域を拡大

経歴だけを見ると、業界も職種もばらばらに見えます。特に2社目への転職は、焦って決めた結果、自分が希望していたキャリアと合いませんでした。ここを無理に成功談へ変えるのではなく、失敗として認めたうえで、その後どう選び方を変えたかを説明しました。

転職回数3回が不利になりやすい4つのパターン

1. 短期離職が続いている

数か月単位の退職が連続していると、採用担当者は「今回もすぐ辞めるのでは」と考えます。回数だけでなく、在籍期間と退職のパターンが見られます。

私の場合は1社目が6年半、2社目と3社目がそれぞれ2年でした。短期離職が続いたわけではありませんが、2年ごとの転職が続いているため、4社目で腰を据えて何を実現したいかを具体的に伝える必要がありました。

2. 退職理由が会社への不満だけになっている

転勤、仕事内容、上司、評価制度など、退職のきっかけが会社側にあることは珍しくありません。ただし、不満だけを並べると、入社後に同じことが起きたときも辞める印象になります。

事実は変えず、「その経験から自分は何を重視するようになったか」まで伝えることで、他責に聞こえにくくなります。

3. 転職ごとに希望が変わり、共通点がない

「興味があったから」「成長したかったから」だけでは、次も別のことに興味を持って辞めると思われます。業界や職種が変わっていても、判断軸や積み上げた能力に共通点を作る必要があります。

4. 次の会社で何を実現したいかが曖昧

過去の説明が丁寧でも、応募先を選んだ理由と将来像が弱ければ、再び転職する懸念は残ります。企業が知りたいのは反省文ではなく、入社後に長く活躍できる根拠です。

面接で使った「5つの順番」

転職理由、学び、成果、将来の貢献を一貫したストーリーで伝える面接

転職理由を聞かれたときは、次の順番で整理すると伝わりやすくなります。

  1. 事実:どのような状況だったか
  2. 自分の判断:なぜ転職を選んだか
  3. 学び:その選択から何を得たか
  4. 選び方の変化:次の転職で何を改善したか
  5. 応募先への貢献:経験をどう生かし、何を実現したいか

1社ごとの退職理由を別々に話すのではなく、最後に「だから今回の会社を選んだ」という結論へつなげます。

私の3回の転職理由をどう整理したか

1社目から2社目:専門性への不安と、焦った選択

損害保険会社では保険金査定・支払業務を6年半経験しました。関係者と調整し、事実を確認して判断する力は身につきましたが、転勤があることと、経験が保険業界に閉じやすいことに不安を感じました。

伝え方の例
長く働く中で、業界を越えて生かせるスキルを身につけたいと考え、転職を決めました。ただ、当時は焦りがあり、入社後の担当業務の確認が不十分でした。結果として人事・研修を担当し、希望とのズレが生じました。この経験から、次の転職では仕事内容と身につくスキルを具体的に確認するようにしました。

失敗を隠すよりも、「何が確認不足だったか」「次はどう変えたか」まで話す方が、判断の改善を示せます。

2社目から3社目:学習と行動で方向転換した

2社目でエンジニアや人事が自分に合わないと気づき、Webマーケティングへ方向転換しました。しかし、30代未経験の転職は簡単ではなく、最初の活動では内定が出ずに中断しました。

その後、WorXのマーケティングクラスで約4か月学び、再び転職活動を行いました。応募82社、書類通過16社、内定1社という結果でした。

伝え方の例
2社目での経験から、自分は数値を基に改善し、成果が見える仕事に向いていると気づきました。広告運用とマーケティング戦略を学び、未経験でも実務に近づく行動を重ねました。保険金査定で培った数値確認と顧客対応、人事で培った説明力を、広告運用で生かしたいと考えました。

書類選考で苦労した経緯は、30代未経験転職で書類選考に通らない人へにまとめています。

求人の探し方を具体化したい方は、dodaを使った30代未経験転職の体験談も参考にしてください。応募先を決める前に判断軸を整理したい場合は、30代で転職すべきか迷う人向けの5つの質問に戻ると、転職理由を言葉にしやすくなります。

3社目から4社目:広告運用からWebマーケティング全体へ

Web広告代理店では2年間、クライアント対応、広告入稿・運用、レポート作成、改善提案まで担当しました。Webマーケティングが自分に合っていると実感できた一方、担当領域は広告運用が中心でした。

伝え方の例
広告運用で数値改善と顧客提案の経験を積みました。今後は広告だけでなく、制作・SNS・CRMまで施策全体に関わりたいと考えています。これまでの広告運用経験を土台に、事業会社で顧客獲得から継続的な関係づくりまで担当領域を広げたいです。

4社目の転職では、「ミドルの転職」のスカウトを通じて企業から声がかかりました。書類通過を前提に話を進めやすく、これまでの経験を評価した年収帯の求人が多かった点も良かったです。

ばらばらな職歴に一貫性を作る方法

私の職種は、保険金査定→人事・研修→広告運用→Webマーケティングと変わっています。ただ、後から振り返ると、次の能力は引き継がれていました。

  • 事実と数字を整理する力:保険金査定から広告データ分析へ
  • 相手に合わせて説明する力:顧客対応と研修からクライアント提案へ
  • 関係者を調整する力:保険・人事から制作ディレクションへ
  • 改善を繰り返す姿勢:広告運用から事業会社のマーケティングへ

「ずっと同じ目標があった」と無理に作る必要はありません。転職のたびに理解した自分の適性と、積み上がった能力をつなげれば、十分に一貫した説明になります。

避けた方がよい伝え方と言い換え例

避けたい表現伝わりやすい言い換え
会社の方針が悪かった入社前の確認が不足しており、希望業務とのズレが生じた
成長できなかった○○の経験を積み、次は△△まで担当領域を広げたい
とにかくWebに興味があった学習と応募を通じ、数値改善の仕事が自分に合うと確認した
年収を上げたかった経験に見合う役割を担い、成果の範囲を広げたい

本音を隠す必要はありません。ただし、相手や環境の問題で終わらせず、自分の判断と次の行動まで加えることが大切です。

職務経歴書では転職理由を長く書きすぎない

書類では、各社の退職理由を詳しく説明するより、担当業務と成果を中心にします。転職理由を記載する場合は1〜2文にまとめ、面接で補足できる状態にしておきます。

  • 職務要約の冒頭で、現在の専門性を示す
  • 各社で得たスキルを次の仕事へつなげて書く
  • 数字で示せる実績を優先する
  • 応募先で生かせる経験から順に並べる
  • 転職回数を隠したり、在籍期間を変えたりしない

利用するサービスの特徴は、転職サイト・エージェント・スカウトの実体験比較も参考にしてください。転職回数があっても、企業側から経験を見て声がかかるスカウトは相性を確認しやすいと感じました。

転職回数より「同じ失敗を繰り返さない説明」が大切

転職回数3回が、すべての企業で問題にならないとは言えません。会社によっては回数や在籍期間に基準があります。それでも、事実を変えることはできません。

変えられるのは、経験の整理と伝え方です。私は2社目への転職を失敗だと感じていますが、その経験があったからこそ、自分に合うWebマーケティングへ方向転換できました。3社目では広告運用の実務を積み、4社目では担当領域を広げています。

面接前に1枚で整理する項目
各社の入社理由/退職理由/得た経験/次で改善したこと/応募先で生かせること

この5項目を時系列で並べ、2〜3分で話せるようにしておくと、転職回数について聞かれても焦りにくくなります。失敗を消すのではなく、判断がどう変わったかを示してください。

※本記事は筆者個人の転職経験に基づく内容です。選考で重視される点は、企業・職種・採用方針によって異なります。

タイトルとURLをコピーしました